VSE(Video Sequence Editor)


Blenderの編集機能、VSE(Video Sequence Editor)を積極的に使っているのでメモ。 もうちょっと使えるようになったらキッチリまとめる予定。


背景を透過する方法


ブレンドをアルファオーバーに変更。クリップのサイズを小さくしたりした時に、下のレイヤーを表示させる為に必要。他の編集ソフトの用にはいかず、アルファの処理を手動で設定しないといけない。


アスペクト比


VSEは何故か読み込んだ画像や映像は解像度に合わせて自動でストレッチがかかってしまい、アスペクト比がおかしくなる。画像は1080×1080の画像が1920×1080に引き伸ばされてしまった状態。


これを直すにはトランスフォームのオフセットにチェックを入れるとクリップのアスペクト比で表示される。ただし、なぜか中心ではなく左端が原点になってしまう。中心に戻すにはオフセットで手動調整するしかないので、レイアウト組んだりなど普通の編集にはあまり向いていない。


プリフェッチ


読み込んだ動画をメモリに一度キャッシュさせて再生をスムーズにできる。ビューのプリフェッチにチェック、そうすると自動でバーに進む(右下にメモリ表示)


プロキシ


読み込んだ画像、動画に動作を軽くできるプロキシを作って任意の解像度で作業できる。プロキシとキャッシュタブからプロキシ設定。
  • ストリップ毎 : クリップのある場所にプロキシファイルが作られる。
  • プロジェクト : 任意で設定したディレクトリに一括でファイルが作られる。

プロキシファイルを作る解像度を設定する。通常は25%か50%でいいと思う。100%は解像度が同じで動作しやすいファイルに再エンコードするのかな?


設定を選んだら[プロキシとタイムコード情報の再構築]を選択。


進行は画面下部のバーで確認可能。


作ったプロキシファイルを使うにはビュー設定のプロキシレンダーサイズから選ぶ。レンダリング時にはオリジナル解像度が使われる。


プロジェクトで任意の場所にする際の注意点


クリップと同じ名前のフォルダが作られるので、クリップと同じ階層には作れないのでもう一つ階層を作る必要がある。ストリップ毎で作った場合は自動的に[BL_proxy]というフォルダが作られて、その下の階層にプロキシファイルが作られる。

画像は[C0034.MP4]ファイルのプロキシ、フォルダ名がそのまま[C0034.MP4]になっている。proxy_25.aviは25%のプロキシファイルが作られた状態。


作成済みプロキシファイルを設定する


一度プロキシファイルを作っておけば、別のプロジェクトでも再利用できる。ディレクトリ事読み込む、もしくはファイルにチェックを入れて任意のパスを設定する。プロキシ作成はそれなりに時間がかかるので、この機能はとても便利。


必須アドオン


標準のままだと、とても使いづらいVSEがかなり使いやすくなるアドオン。