Eeveeモーションブラー検証


Blenderはオブジェクトにはモーションブラーがかけることが出来ないらしく、カメラにかけることしか出来ない。
(ver2.9からはオブジェクトモーションブラーが実装されるらしい)

放射シェーダーで光らせたテキストを用意。
この被写体にカメラをパンさせてモーションブラーを適用。


サンプリング数とシャッタースピードを変えていくつか検証してみた。サンプル数は単純に画質があがる。シャッターはシャッタースピード、直接のブラーのかかり方に影響する。



検証動画



静止画で比較


サンプル数1が最低で64が最高
シャッターは1.00が最高値

サンプル数 1 / シャッター 0.50
サンプル数最低だとブラー部分がノイズなる

サンプル数 1 / シャッター 1.00
シャッター1だとかなりブラーがかかる
速度感があってないと不自然

サンプル数 8 / シャッター 0.50
デフォルト値、バランスがとれている

サンプル数 64 / シャッター 1.00
サンプル数最高だとハッキリ見えすぎてブラー感が薄くなる

4つの比較画像


右上サンプル64でシャッター1.00が最高値。デフォルトは8/0.50、バランスがよくちゃんとモーションが効いてる。


サンプル数が低いとノイズがかってるように見える。逆に高すぎるとブラー感が薄い。カメラの速度でも変わってくるはず。カメラを動かす必要があるのはちょっと面倒ではあるので、2.9のオブジェクトブラーに期待。

アドオンでの対処


他にサブフレームをレンダリングし、画像処理的にブラーを付加する「Eevee real object based Motion Blur」という無償Addonがある。