20H2が入らない


Windows10の大型機能アップデートOctober 2020、通称20H2がリリースされて自分のPCにも降ってきた、、、しかし入らない。今の1909は5月でサポート切れらしいのでできれば最新にアプデしたいところ。何故入らないのか?私は原因を探るべくありとあらゆる手を尽くしこの20H2と戦った。。。

この手記は私と20H2の壮絶な戦いの記録である。。。

利用可能になりました(なってない)

手動インストール


更新アシスタントアプリで手動なら入りやすいという記事を見たので早速試す。互換性チェックが通りそのままの指示で進める。。。が失敗。。。チェックはなんだったんだ。。。


エラーコード


更新の履歴を確認、すると品質更新は成功しているが機能更新の部分が失敗している。エラーコード「Oxc1900101」このコードを調べるとドライバを更新しろと出てくる。念のためデバイスマネージャーからすべてのドライバを更新してみるが既に最新。


ネットの海を調べると古めのストレージがあると失敗するという記事を見たので、最小構成の状態にしてみる。
  • メモリ1枚
  • GPU(オンボが無いので)
  • CドライブのSSD
だけにして再チャレンジするも失敗。。。

クリーンインストール


アップデートでは入りづらいという記事も見たのでクリーンインストールを試す。基本的にアプリはポータブル版を使っているし、すべてのデータはNASと同期しているので退避済み。遠慮なくクリーンインストールに進む。

公式のメディア作成ツールを使ってUSBブートのインストーラーを作る。組んだ時もこのやり方でWindowsをインストールしているので慣れている。さすがにクリーンなら普通に入るはずなので、これで解決するはずだ。。。

簡単にブートメディアを作ることができる

UEFIブート


USBを指してBIOSのブートデバイスを「UEFI:USBメディア名」にすればそのままインストーラーが立ち上がるはずなのだが、、、UEFI起動ロゴから先に進まずずっとループを繰り返す。おかしい、なにかがおかしい。いろいろなBIOS設定をネットで調べながらためすが全く進まない。手順も間違ってないのに。。。ここで暗礁に乗り上げる。

CMSやセキュアブートなどの設定も間違っていない。。。

試しにCD-ROMやHDDにしてみたが...

何も起きなかった

Diskpart


新品メディアではない上書きは失敗することがあるという記事をみたのでSSDの情報を全部消してみる。Diskpartを使って完全に消去、ついでにGPTに変換しておく。どうせUEFIで入れるので。結果は、、、失敗。


CMOSクリア


マザーボードのCMOSをクリアしてみる、これで改善するとは思わないがSSDの設定などをいじったので完全にまっさらな状態にしてみる。

GIGABYTE AB-350Nは電池カバーで覆われているのでコードをソケットから抜けばOK。これで30分ほど放置、ついでにショートさせておく。これでリセットがかかったはず。


結果は、、、失敗。

ここで詰んだ、わからない。。。こんなにクリーンインストールに失敗したのは初めてだ。。。

Rufasを試す


最後にRufasというisoファイルからブートできるUSBメディアを作ることができるフリーソフトがあるのでそれにかける。


GPTではなくMBRでのインストーラーを作ったりいろいろ試すが、どうにもこうにもうまくいかない。。。UEFIブートをあきらめてレガシーでも試してみるがこれもうまくいかない。本当に復旧できるのか?さすがに不安になってきた。。。


20H2をあきらめて1909に戻す


公式の手順通りにすすめてもクリーンインストールできる気配が全くない。これはもうこのパーツ構成では入らないと結論付けた。GIGABYTEとAMDのサポートを探したがそれらしいページも見つからないのでこれはもう構成が悪いのだろう。。。

マザーは2017年製造なので全く古くはない。UEFIブート対応マザーだ。これでも無理なのであきらめた。ここで困ったことが、、、公式には20H2のインストーラーしかないのである。

え、どうすんのこれ?

私はネットを血眼になって旧バージョンのisoファイルを探した。そして一つのサイト見つけた。ここだ。ここから過去バージョンのisoファイルをダウンロードできる。これで何とか復旧できるか?


1909のisoファイルを無事にゲット、これをRufasを使ってブートメディアを作る。


どうだ、、、

キタ!

あっさり立ち上がった、、、やっぱり20H2は入らないっぽい。1909は何の問題もなく通った。。。


ここでパーティションの設定なのだがGPTでは作れずMBRしか作れなかった。今まで起動SSDはGPTでUEFIブートで使ってたのになぜかMBRでしか入らなかった。これは不思議なんだけど後から変換もできるからまぁいっかと気にしない。UEFIブートのメリットもそんなにないので最悪MBRのままでも問題ない。 


一安心、これでだめだったら。。。買いなおしだったか。


最後に


1909のisoファイルが手に入ってなんとかことなきを得たが、とても肝を冷やす結果となった。このパーツ構成、Ryzen1600+350チップセットは相性問題もあるかもしれないが20H2は入らないと結論付けて、今後もアップデートは封印するとする。二度とふれてはいけないパンドラの箱だ。。。

一つ試していないことがある、それはBIOSアップデートだ。同じAM4ソケットの3000シリーズに対応するためのBIOSアップデートがメーカーから提供されている。もしかしたらマザーのBIOSをアップデートしていたら通ったかもしれない。

しかし公式の互換性チェックでは問題なかった。。。もう私には試す力は残されていないので、後世に託すためにここ記す。。。

最後に、このアプデを世に出したMicrosoftにこの言葉を送り、私の旅を終えたいと思う






MS〇ね





Fin.

今日の一曲


この意味のない戦いの鎮魂歌、虚しい戦いといえばこの曲
心に染みる。。。

METAL BLACK
ZUNTATA『Born to be free』